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2019/12/13(金)

原因を間違えやすい【太もも外側の痛み】腰痛に伴う痛み 7種類

カテゴリー:腰痛, 院長ブログ

 

こんにちは!

町田・相模原で唯一の【腰痛専門】整体院カイル 院長 渡辺貴大です^ ^

今回は腰痛に伴って出現することの多い、太ももの外側に痛みについてご紹介します

 

1.【腰椎椎間板ヘルニア】

ヘルニアの中には太ももの外側に痛みを出すものがあります。
※全てではありません。

①神経根レベルL1、L2

・運動
L1とL2神経根は腸腰筋を支配しています。
腸腰筋が障害されると膝の引き上げ運動に支障をきたします。

・感覚
股関節の前方の感覚や太ももの股関節に近い部分の感覚が障害されます。また同部位に痛みやしびれが出現します。

②神経根L3レベル

・運動
膝を伸ばす筋肉である、大腿四頭筋の筋力が障害されます。
階段の上り下りが難しくなったり、中腰姿勢ができなくなります。歩行中に膝崩れが起きることもあります。

・感覚
太ももの膝関節に近い部分の感覚が障害され、同部位に痛みやしびれが出ることがあります。
特に膝の内側に症状が出現することが多いです。

2.【股関節周囲のトリガーポイントによる関連痛】

股関節周囲の筋肉はしばしばトリガーポイントを形成します。トリガーポイントは筋肉の硬結(しこりの様なもの)
このトリガーポイントは坐骨神経痛に似た関連痛を出現させます。
坐骨神経痛と間違わないように注意が必要です。

※本当の坐骨神経痛の場合は感覚障害(感覚がにぶいなど)や筋力低下(力が入らない)や反射消失を伴います。

この関連痛を改善するためには、トリガーポイントである筋硬結を時ほぐす必要があります。

トリガーポイントについては別の記事でも解説しております!
↓↓↓

【関連痛とトリガーポイント】について簡単に。腰以外の痛み。

①大腿筋膜張筋のトリガーポイント

②小殿筋のトリガーポイント

 

③中殿筋のトリガーポイント

④梨状筋のトリガーポイント

⑤外側広筋のトリガーポイント

 

3.【筋膜による痛み】

筋肉は筋膜に覆われており、筋膜はそれぞれ筋膜同士で連結しています。
その筋膜の連結は全身に存在していて、それぞれの筋膜のラインがあります。

筋膜のラインには太ももの外側を走行するラインがあり、この筋膜ラインに柔軟性の低下などがあった場合、痛みが出現します。

①ラテラルライン

首から足部までをつないでおり、身体の外側を走行する筋膜のラインです。
ちょうど太ももの外側を走行していることがわかります。

②スパイラルライン

体を螺旋状に走行している筋膜のラインです。
人の動作は対角線を描くものが多いです。またゴルフのスウィング動作や投球動作は、このスパイラルライン上で行われます。
こちらのラインも太ももの外側を走行するため、同部位に痛みを出現させます。

 

4.【梨状筋症候群】

梨状筋はお尻に存在する筋肉です。

梨状筋に筋緊張やトリガーポイントが形成されることで、お尻から脚にかけての関連痛を出現させます。

また、梨状筋のすぐ下を坐骨神経が走行するため、梨状筋の緊張が坐骨神経に影響を与え、坐骨神経痛を出現させます。
少数ですが、梨状筋が2つに分かれて坐骨神経がその隙間を貫く場合もあります。

たまに下殿神経や上殿神経といったお尻の筋肉を支配する神経を障害することもあります。

圧迫は血管(上・下殿動脈)にも影響を与え、血液循環を悪化させることもあります。

片足重心で立つことがクセになっている方やガニ股の方に多い傾向です。

5.【大腿外側皮神経痛】

大腿外側皮神経は腰から出て骨盤の中を通り、出っ張った骨(上前腸骨棘)の下を通過します。
太ももの外側と前側の皮膚の感覚を支配します。

骨盤の骨と鼠径靭帯で構成されるトンネルの部分で絞扼されることがあり、それにより太ももに痛みやしびれを出現させます。

立位や歩行時に痛みやすいので、腰の疾患と間違えやすいです。

※大腿外側皮神経は感覚神経なので、筋力低下を引き起こすことはありません。

太ももの外側の痛み・しびれ、本当に腰から? 【大腿外側皮神経】

 

6.【腸脛靭帯炎(ランナーズニー)】

ランナーや歩くことが多い方にしばしば発症する疾患です。
太ももの外側に存在する腸脛靭帯と太ももの骨の出っ張り部分での摩擦が原因で起こります。
膝の外側から太ももの外側に刺す様な痛みが出現します。

脚の骨の配列と深く関わっており、O脚の方に多い傾向があります。

腸脛靭帯は大腿筋膜張筋や大殿筋とつながっているため、これらの筋肉の柔軟性の獲得が必要になります。
また、大腿筋膜張筋は中殿筋、小殿筋とつながっているので、合わせてストレッチをおこないたい所です。

7.【大転子部滑液包炎】

大腿骨の大転子という部分に存在する滑液包の炎症です。
大転子は出っ張っているので、周囲との摩擦を軽減するためにクッションとなる滑液包(液体が入った袋)存在します。
この滑液包にストレスが加わり炎症すると、股関節の外側から太ももの外側に痛みが出現します。

改善方法として、まずはストレスの軽減をします。
そして摩擦の原因となる大腿筋膜張筋や大殿筋のストレッチをすると良いでしょう。

 

いかがでしたか?

今回は太ももの外側の痛みをまとめました!
太ももの外側に痛みがあると腰が原因と言われることがありますが、意外と腰以外に原因があることがあります。

太ももの痛みがどこから来ているのかを、注意深く調べることで原因を突き止めることができます。

もし腰痛や太ももの外側の痛みでお悩みでしたら、整体院カイルまでお気軽にご相談ください^ ^

 

 

 

 

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